補聴器の効果が、見てわかる「補聴器効果測定」 【旭川店:補聴器の話】


2014年 8月 2日 11:36:00

補聴器の効果を一番簡単に確認する方法はテレビの音量でしょう。
補聴器なしの時の音量と装用しての音量の数字を見比べれて、その差が補聴器の効果と言えます。

認定補聴器専門店では、専用の設備を使って、もっと詳しく補聴器の効果を確認する事が出来ます。
 

<音場測定>という方法です。

補聴器を合わせる前に行ったような、ヘッドホンを用いる測定ではなくスピーカーから出る音で測定を行います。
この測定には2種類の方法があり、ひとつは音のきこえの効果を見る「音場閾値測定」(おんじょういきちそくてい)、もうひとつは言葉のきこえ方の効果を見る「音場語音測定」(おんじょうごおんそくてい)です。
これらの方法について詳しく見てみましょう。

 

音場閾値測定

はじめに、補聴器をつけていない状態での聞こえを測定します。「ピロロ ピロロ」という音が僅かでも聞こえた時に応答ボタンを押して頂きます。

結果は△で表示します。この△が下にあるほど、大きな音を出してようやく聞こえたということになります。

次に補聴器を装着して同様の測定を行います。

 

結果は▲で表示します。
表の「0」あたりが一般的な健聴といわれる聞こえの平均です。
▲が「0」に近づくほど補聴器の効果があるということになります。

※理屈の上では、補聴器の音を大きくすればするほど「0」に近づけることが出来ますが、ほとんどの場合は響きなどが出るので、大きくするにも限度があります。

赤矢印で上がった分が補聴器の効果です。

音場語音測定

「あ」「う」といった単音節という言葉を聞いて頂き、その正解率を(%)で表す測定です。
表は一般的に「普通の声の大きさ」と言われる(50、60、70dB)で測定した、補聴器なしの時の結果で、縦軸が正解率、横軸が測定音の大きさです。

こちらが補聴器を装用して測定した結果です。
正解率が上がりました。この表で見ますと、補聴器なしの時で正解率が6割程度だったのが、補聴器装用によって9割まで正解率が上がったということになります。

この差の3割が補聴器の効果と言えます。

このような方法で、補聴器の効果を目でみて確かめる事が出来ます。

岩崎電子の補聴器センターではこのような測定をいつでも行っておりますので、ご希望の場合はお気軽にスタッフにお声がけ下さい。(店内の混雑具合によってはお待ち頂く場合がありますので予めご了承下さい)

※この記事の測定結果はサンプルです。聴力やお耳の状態によって測定結果や感じ方は個人差があります。
 


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