補聴器販売のお仕事について 【札幌本店:仕事】


2021年 11月 20日 15:20:53
ご無沙汰しております!
約2年ぶりのブログ更新となります!
 
今回は、補聴器の販売のお仕事についてのお話です。就活中の学生さんや、補聴器に関わる仕事に興味のある方へ、少しでも参考になればと思います!
 
 
先月の10月1日、札幌の本社にて来年度入社予定の学生さんの内定式がありました!
その中で「先輩社員との交流」として、2年目社員の私が補聴器販売のお仕事についてお話する場を設けてもらっていました。
 
その際、質疑応答の場面で学生さんから「この仕事のやりがいとは何か」という質問をいただきました。
 
やりがい……!難しい言葉です!!
これに関しては恐らく販売店や販売員によって違う答えが出ると思いますので、あくまで私個人の感覚で回答させていただきました。
 

 
仕事のやりがいについて触れる前に、まず簡単に普段の仕事の内容についてお話します。

私の仕事は名前でいうと販売営業職になります。
業務内容としては、補聴器の販売はもちろん、使用中の補聴器の調整やメンテナンス、調整の為の聴力測定等、様々なものがあります。

しかし、この仕事の基本はお客様の主訴(訴え。例えば、こんな場面での会話が聞こえにくい、等)に対して、我々スタッフが適切な対応をしてその訴えの内容を解決することにあります。

主訴に対しどんな対応をすればよいかは、補聴器の動作確認は勿論のこと、お客様の現在のお耳の状態や聴力の変動等の状況を踏まえた上で判断します。
 
そのためには、来店されたお客様の主訴をきちんと聞き取った上で補聴器の点検を行い、必要に応じて聴力の測定や補聴器の調整をしたり、もし補聴器についての説明が必要な場合はお客様への簡潔な説明が求められます。


しかし、はじめの内はこれらの状況を整理するのが難しいです。また、補聴器を使用する状況やお客様のお耳の状態などによっては、補聴器ではお客様の主訴に答えられない場合もあります。
補聴器はあくまで聞こえをサポートする機械なので、装用すれば誰でも鮮明に聞こえるようになる訳ではありません。

この事についてもきちんとお客様のご理解が必要です。


仕事のイメージ




補聴器のご購入の前には実際の生活の中での効果を確認していただく為の試聴貸出を行います。
音質の調整も、お客様が補聴器の音に慣れやすい様に少しずつこまめに行います。
またご購入の後も補聴器の定期的な点検や調整はかならず必要です。購入する前はもちろんですがご購入いただいた後でもお客様とは何度も対話を繰り返し接客します。



時間がかかる対面でのコミュニケーションの中での販売の仕事だからこそ、お客様と信頼関係を結ぶことができます。
お客様にとって補聴器が無くてはならないものと感じていただけて、その上で私たちにお仕事を任せてもらえます。補聴器を新調される際にもリピーターとして来てもらえます。人を相手にする仕事なので必ずそうなるとは限りませんが、そういった傾向がある仕事なのではないかと思います。


大変な仕事ですが、お客様の聞こえが改善されて、その方から笑顔で感謝の言葉をもらえた時はなにより嬉しいです。仕事の手ごたえとやりがいを感じる瞬間です。

何にしてもお客様の助けになること、お客様の笑顔が見られることが一番です。

 
また、難聴の方の支えになるのは補聴器だけではありません。周りのご家族や友人知人の理解も必要になりますし、耳の状態を詳しく知るためにはまずは耳鼻科の先生に診ていただく必要があります。
難聴者の聞こえの一部を担う仕事だからこそ、必要に応じ補聴器以外の知識も求められます。






まだまだ経験の浅い自分にとっては毎日が勉強です。
私は今でも補聴器や耳に関することは理解できていない部分が沢山ありますし、難聴のお客様とのコミュニケーションも未熟ではありますが、お客様の笑顔を見られるように毎日頑張っています。




と、そんな様な内容でやりがいについて語らせていただきましたが、
前述の通り、やりがいを感じる場面はおそらく人それぞれだと思います。自分が得意だと感じることをぜひ伸ばしていつかの場面で役立てて欲しいです。


私は頑張る就活生を応援してます!
今は時期的には、大学生だと卒業論文なんかの追い込みの時期だったりするでしょうか?
やることが沢山あって大変かと思いますがぜひ悔いの残らない様に頑張ってください!!
 

ファイト!!

 
by 本店 佐々木(椋)