言葉の聞き取り(語音明瞭度) 【補聴器の話】


2015年 1月 10日 12:01:43
補聴器を付けているのに会話が聞き取れない。
そんな方いらっしゃいませんか?
 
 
その原因として、語音明瞭度が関係しているかもしれません。
 
 
 
まず、聞こえには大きく分けて2種類あります。
「音」と「言葉」です。
皆さんが想像している聞こえは「音」の聞こえかと思いますが、実は会話をするうえで「言葉」の聞き取りはとても重要なのです。
 
この言葉の聞き取り能力の事を 語音明瞭度 と言います。
 
 
言葉なんて音が大きければ聞き取れるでしょ?

と、思われるかもしれませんが、そうとも限りません。
 
語音明瞭度が低下すると、耳から入ってきた音を言葉に変換する力が弱くなる為、いくら音を大きくしても、言葉としてはっきりと聞こえてこないのです。
 
つまり、語音明瞭度が低下してくると、補聴器を装用してもはっきり言葉や会話を聞き取る事が難しい場合があるという事です。
(もちろん音が聞こえてくるだけでも会話のヒントが掴み易くなる為、補聴器の効果が無い訳ではありません!!)
 
語音明瞭度は、0~100%で表記されます。
測定は、不快にならない程度の様々な大きさの音で「あ・き・し・た・・・」といった言葉を、聞きとっていただき、20文字中、何文字正解出来たかを0~100%で示します。
 
測定により
①言葉の聞き取り能力がどのくらいなのか
②補聴器の効果がどのくらい見込めるのか
③装用耳の選択
を調べる事が出来ます。
 


 補聴器を使用する上で、出来る事・出来ない事を把握し、
また周囲の方にも協力して頂きながら上手に補聴器と付き合っていきましょう。

http://www.rionet.jp/family/correct/index.html
(↑補聴器をお使いの方への話し方・接し方)
 
補聴器をお使いいただくうえで、言葉の聞き取り=語音明瞭度はとても必要な情報です。
ご来店の際はお気軽にご相談ください!
 
 
by 後藤@札幌駅前店